ハリス氏、中絶権利の擁護訴え 南部激戦州で集会、支持拡大狙う

共同通信 2024年7月31日 09:46
 30日、米アトランタの集会で演説するハリス副大統領(AP=共同)
 30日、米アトランタの集会で演説するハリス副大統領(AP=共同)

 【ワシントン共同】11月の米大統領選に向け、ハリス副大統領は30日、激戦州南部ジョージアの最大都市アトランタで集会を開いた。「女性が自分の体について決める自由のために闘う」と述べ、人工妊娠中絶の権利擁護を訴えた。同州は保守層が強いが、世論調査によると住民の6割が中絶の権利に賛成しており、ハリス陣営は共感を得る余地があるとみて支持拡大を狙った。

 民主党の候補指名が確実なハリス氏は、共和党のトランプ前大統領打倒へ民主党の期待を背負い、積極的な遊説を展開。ロイター通信によると、来週には自身が選ぶ副大統領候補と共に激戦州ツアーを始める。

 ジョージア州は前回大統領選で民主党のバイデン大統領がトランプ氏に辛勝。民主党候補が制したのは1992年以来だった。ハリス氏は同州で人口が多い黒人の支持固めも狙った。

 最高裁が一昨年、中絶を憲法上の権利と認めた判決を覆し、共和党優勢の州で中絶制限が進んだ。ハリス氏は演説で「連邦議会が生殖の自由を回復する法案を可決すれば、大統領として署名し成立させる」と述べた。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「国際」記事一覧