仏国鉄敷地で極左の男拘束 TGV放火との関連捜査

共同通信 2024年7月29日 19:08
 開会式会場周辺を警備する兵士。左はルーブル美術館=26日、パリ(共同)
 開会式会場周辺を警備する兵士。左はルーブル美術館=26日、パリ(共同)

 【パリ共同】フランス当局は28日、同国北西部ルーアン近郊の国鉄の敷地で極左集団に属する男を拘束した。男の車から破壊行為が可能な道具が見つかった。当局はパリ五輪開幕直前に起きた高速列車TGV路線網への放火との関連を調べる。フランスメディアが29日伝えた。

 一方、ダルマナン内相は29日、地元テレビに対し、TGVの電気設備への放火に関与した可能性がある人物を数人特定したと明らかにした。犯行について「極左の伝統的な行動様式だ」と述べ、特定した人物は極左と関係すると示唆した。

 ニュース専門テレビBFMによると、拘束された男は国鉄職員に不審な行動を目撃され、駆けつけた当局が拘束した。

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