牛肉消費量100年で最低に 高インフレのアルゼンチン

共同通信 2024年7月29日 15:33
 精肉店で肉をさばく様子=6月10日、アルゼンチン・ブエノスアイレス(ロイター=共同)
 精肉店で肉をさばく様子=6月10日、アルゼンチン・ブエノスアイレス(ロイター=共同)

 牛肉が「主食」とも言われ、世界有数の牛肉消費量を誇るアルゼンチンで、今年の消費量が過去約100年で最低になる見通しとなっている。世界最高水準のインフレが家計を圧迫し、比較的安価な豚肉や鶏肉の消費が代わりに増えているためだ。

 同国の牛肉はやわらかい赤身が特徴、炭火で焼く「アサード」と呼ばれる焼き肉が名物にもなっている。

 地元メディアによると、1人当たりの年間消費量は過去の平均が約73キロだったのに対し、今年は44・8キロに落ち込む見通しだ。1920年の46・9キロを下回り、統計の残る1914年以降で最低になると予測される。生産量も減少し、90年以降で最低レベルで推移している。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「国際」記事一覧