門司駅遺構巡り嘆願書提出 担当学芸員の交代に反対

共同通信 2024年7月24日 15:39
 北九州市芸術文化振興財団に嘆願書を提出した九州大の溝口孝司教授(右)ら=24日午前、北九州市
 北九州市芸術文化振興財団に嘆願書を提出した九州大の溝口孝司教授(右)ら=24日午前、北九州市

 取り壊される予定の初代門司駅遺構(北九州市)を巡り、追加の発掘調査を担当する市芸術文化振興財団の男性学芸員の交代に反対し、国連教育科学文化機関(ユネスコ)諮問機関の国際記念物遺跡会議(イコモス)傘下団体である日本イコモス国内委員会副委員長の溝口孝司九州大教授らが24日、撤回を求める嘆願書を財団に提出した。月内の回答を求めている。

 嘆願書は、連続する追加調査では蓄積された多様な知識が求められるとして「元の遺跡調査担当者が当たるのが必須だ」と訴えた。

 対応した財団の久保山雅彦理事長は「別の学芸員も十分な見識を持っている。なぜ担当を変えてはいけないのか」と反論した。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「文化・芸能」記事一覧