再審手続きの見直しを要望 静岡など東海北陸7県議長会

共同通信 2024年7月24日 15:20
 中野英幸法務政務官(中央)に要望書を手渡す静岡県議会の落合慎悟議長(右から2人目)ら=24日午前、法務省
 中野英幸法務政務官(中央)に要望書を手渡す静岡県議会の落合慎悟議長(右から2人目)ら=24日午前、法務省

 愛知、静岡、石川など東海北陸7県の県議会議長会は24日、刑事裁判をやり直す再審手続きの規定を見直すよう求める要望書を法務省に提出した。静岡県の一家4人殺害事件で死刑が確定した袴田巌さん(88)の再審公判判決が9月に控える中、静岡県議会の落合慎悟議長が代表で要望書を手渡した。中野英幸政務官は「思いを重々理解しながら対応する」と述べた。

 要望書は、現行法には再審請求手続きでの証拠開示に関する規定が明文化されておらず「制度的保障がない」と指摘。事件によって開示される証拠の範囲に大きな差が生じているとした。再審開始決定から公判が始まるまで長期間を要しているといった課題も挙げた。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「社会」記事一覧