恐竜の脳から生態を解き明かす 御船町恐竜博物館で夏の特別展 9月29日まで 

熊本日日新聞 2024年7月19日 19:39
特別展「恐竜の脳力」の開幕を控えた内覧会で展示物を見る関係者=19日、御船町
特別展「恐竜の脳力」の開幕を控えた内覧会で展示物を見る関係者=19日、御船町

 御船町恐竜博物館の夏季特別展「恐竜の脳力」が20日、開幕する。恐竜の脳から分かる特徴や生態などを模型や大型映像で紹介している。同館などの主催で、9月29日まで。

 恐竜の脳や神経系の研究は、CT機器の発達に伴い近年発展している分野。福井県立恐竜博物館が2019年に特別展を企画し、今回、当時の展示物を借り受けて開く。恐竜ごとに頭骸骨と復元した脳の模型を並べ、形や大きさなどから解き明かした特徴を紹介。トリケラトプスは三半規管の発達具合などから、「素早い動きは苦手だったようだ」と説明している。

 19日は関係者向け内覧会があり、特別展で総合監修を務める福井県立恐竜博物館の河部壮一郎研究員(38)は「ちょっとマニアックだが、分かりやすく伝えている。子どもたちも楽しんでほしい」と話した。

 入場料(常設展含む)は大人1200円、高校・大学生700円、小・中学生500円。20日午後2時から、御船町カルチャーセンターで河部研究員が「恐竜の脳を研究する」と題して講演する。無料。町恐竜博物館☎096(282)4051。(河北英之)

特別展「恐竜の脳力」では、脳の模型や大型映像で恐竜の生態などを紹介する=19日、御船町
特別展「恐竜の脳力」では、脳の模型や大型映像で恐竜の生態などを紹介する=19日、御船町
特別展「恐竜の脳力」を解説する福井県立恐竜博物館の河部壮一郎研究員(右)=19日、御船町
特別展「恐竜の脳力」を解説する福井県立恐竜博物館の河部壮一郎研究員(右)=19日、御船町

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
熊本の文化・芸能