防衛相が逮捕非公表謝罪、処分も 文民統制影響懸念、手当調査継続
木原稔防衛相は19日の記者会見で、海上自衛隊の潜水手当不正受給を巡り、警務隊が詐欺などの疑いで4人を逮捕した事実を公表していなかったことに関し「適切な情報発信ができておらず、深くおわび申し上げる」と述べた。自身は「18日深夜から19日未明に知った」とし、文民統制(シビリアンコントロール)に影響しかねないとの懸念を示した。防衛省は関係者の処分を検討する。
木原氏は「逮捕した事実を含め、把握できた内容はできる限り詳しく公表すべきだった」と強調し、12日に一斉処分を発表した際の防衛省の対応は不十分だったとした。一方「防衛省、自衛隊にとって何がベストかを考えて行動していく」と辞任は否定。
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