物価上昇24年度2・8%予測 円安で引き上げ、内閣府試算

共同通信 2024年7月19日 11:24
 経済財政諮問会議であいさつする岸田首相(左から2人目)=19日午前、首相官邸
 経済財政諮問会議であいさつする岸田首相(左から2人目)=19日午前、首相官邸

 内閣府は19日の経済財政諮問会議で、2024年度の消費者物価指数が前年度比で2・8%上昇するとの試算を示した。外国為替相場の最近の円安基調を反映し、1月に閣議決定した前回見通しから0・3ポイント引き上げた。実質GDP成長率は自動車の認証不正問題が響き、0・4ポイント低い0・9%増とした。物価高が一段と家計の重荷になり、低迷する個人消費にも打撃となりそうだ。

 政府は物価高対策として電気・ガス料金の抑制策を8~10月の使用分で再開し、燃油価格を抑える補助金は年内いっぱい継続する。試算ではこの対策で24年度の物価を0・5ポイント程度押し下げるものの、円安による輸入物価の押し上げが響く。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「経済」記事一覧