撃墜から10年、犠牲者追悼 マレーシア航空機

共同通信 2024年7月18日 09:40
 17日、マレーシア航空機撃墜事件の追悼式典で演説するオランダのスホーフ首相=アムステルダム近郊(AP=共同)
 17日、マレーシア航空機撃墜事件の追悼式典で演説するオランダのスホーフ首相=アムステルダム近郊(AP=共同)

 【ブリュッセル、キーウ共同】親ロシア派勢力が支配するウクライナ東部の上空で2014年にマレーシア航空機が撃墜され、298人が死亡した事件は、17日で発生から10年となった。オランダからの報道によると、出発地だったアムステルダム近郊のスキポール空港近くの記念碑前で追悼式典があり、遺族らが犠牲者の名前を泣きながら読み上げた。

 オランダの裁判所は22年、ロシアの元軍人ら3人に終身刑を言い渡した。事件への関与を否定しているロシア政府は身柄を引き渡していない。オランダのスホーフ首相は演説で「われわれには時間も忍耐もある」と述べ、引き渡しを諦めず元軍人らに責任を負わせる考えを強調。「これが罪人に対するメッセージだ」とした。

 ウクライナ外務省は声明で、撃墜は「ロシアのテロ」だと指摘し「ロシアは責任を認めて犠牲者の親族に謝罪して償う勇気もない。責任を回避するため組織的に偽情報を流している」と非難した。

 墜落現場となったウクライナ東部ドネツク州のグラボボ村でも村民らが集まって犠牲者を追悼した。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「国際」記事一覧