堀井氏側、18日にも本格捜査 特捜部、不透明資金を把握

共同通信 2024年7月18日 06:05
 自民党の堀井学衆院議員
 自民党の堀井学衆院議員

 選挙区内の有権者に秘書を通じ香典を提供したとの公選法違反疑惑が浮上した自民党の堀井学衆院議員側に対し、東京地検特捜部が18日にも本格捜査に乗り出すとみられることが17日、関係者への取材で分かった。安倍派の裏金事件に関し政治資金規正法違反容疑でも告発されており、特捜部は同事件の捜査過程で不透明な資金を把握したもようだ。

 秘書らによる香典の持参が2012年の初当選直後に始まったとみられることも、事務所関係者への取材で新たに判明。公選法は議員本人が葬儀に参列した場合を除き、選挙区内で香典を渡すことを禁じている。

 事務所関係者によると、秘書らによる香典提供について、事務所内で違法性を指摘された際、堀井氏は「慣例としてやってきた。いきなりやめることはできない」とし、提供を続けるよう秘書らに伝えていたという。

 香典の金額を決める際には、LINE(ライン)のグループチャットで協議。誰が香典を持っていくかなどの予定もインターネットで共有されていた。公選法に違反した形での香典提供が常態化していた可能性がある。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「社会」記事一覧