客室乗務員、5割が盗撮被害 処罰法施行1年で労組調査

共同通信 2024年7月16日 17:32
 羽田空港第2ターミナルで盗撮禁止を訴えるポスターを掲示する全日空のスタッフ=2023年7月
 羽田空港第2ターミナルで盗撮禁止を訴えるポスターを掲示する全日空のスタッフ=2023年7月

 盗撮を禁じる性的姿態撮影処罰法の施行1年に合わせ、航空会社労組でつくる航空連合が客室乗務員に過去1年以内の盗撮、無断撮影の被害について尋ねたところ、5割が「ある」「あると思う」と答えたことが16日分かった。一方、乗客への盗撮防止に向けた啓発活動は46%が「抑止効果をあまり感じない」と回答。航空連合は「関係機関への働きかけを強化していく」とした。

 盗撮全体の摘発件数が増える一方、高速で飛行する機内は場所の特定が困難で、迷惑防止条例違反での摘発が難しかったという。処罰法は一律で規制されるため、航空業界から抑止につながると期待する声があった。アンケートでは、盗撮被害が減ったとのコメントが多く寄せられたという。

 アンケートは今年6月24日~7月15日、インターネットで航空連合加盟労組の乗務員を対象に実施。20~50代以上の1277人が答えた。

 それによると「過去1年、乗務する便で盗撮・無断撮影にあった」が22%(286人)、「断定できないがあると思う」27%(343人)だった。「ない」は51%(648人)。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「社会」記事一覧