評論家の山田宗睦さん死去 99歳、著書に「危険な思想家」

共同通信 2024年7月15日 18:11
 山田宗睦さん
 山田宗睦さん

 「危険な思想家」など戦後思想を巡る著作で知られた評論家で哲学者の山田宗睦(やまだ・むねむつ)さんが6月17日、死去した。99歳。山口県出身。葬儀・告別式は近親者で行った。喪主は長男麦(ばく)さん。

 京都大卒。1959年、著書「戦後思想史」で評論活動に入り、雑誌「思想の科学」編集長を務めた。65年に刊行した「危険な思想家」は、戦後民主主義を否定する人物として三島由紀夫、江藤淳、石原慎太郎の各氏らを痛烈に批判し、議論を呼んだ。

 桃山学院大教授に就任したが、大学紛争が激化する中、政府の大学への関与を強める大学法案の強行採決に抗議して辞任。その後、関東学院大教授も務めた。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「文化・芸能」記事一覧