八代に男子バレーチームを 元Vリーガー早瀬さん 「熊本Virex」設立へ思い熱く
![八代市に男子バレーボールチームを作る運動を始めた早瀬省吾さん(左)と兄の雄太さん=八代市の熊本スポーツクラブ](/sites/default/files/styles/crop_default/public/2024-07/IP240708TAN000033000_02.jpg?itok=KQfsHmw-)
八代市で男子バレーボールチーム設立を目指す動きが始まった。元Vリーガーの早瀬省吾さん(33)=同市古城町=がチームの運営主体となる一般社団法人「熊本スポーツクラブ」(同市通町)を1月に発足。将来のプロ化も含め、最速で3季後のVリーグ入りを目指す。
鎮西高出身の早瀬さんは2007年春高バレーの準優勝メンバー。1年生で大会ベストリベロに選ばれた。法政大を経て、東京ヴェルディに6季所属。昨季は男子V2を制した北海道イエロースターズでスタッフを務めていた。
選手時代から、「古里八代でバレーボールチームをつくりたいと思っていた」。今年6月に帰郷後は、熊本スポーツクラブ代表理事として競技団体や経済団体を回り、「仲間と共に『カチ』(勝ちと価値)を築き、つなぐ 未来を創造する」というチームビジョンを訴え、賛同を呼びかけている。
チーム名は「ビジョン」「ビクトリー」などを組み合わせた「熊本Virex(ヴィレックス)。入団テストなどで選手を集め、年内にチームをつくり、来年度以降にクラブチームとして活動を始める計画。最速で26年秋のシーズンでJVL(ジャパンバレーボールリーグ)西地区参入の青写真を描く。参入にはリーグ機構のライセンス審査が必要で、2千席以上のホームアリーナと30年時点で売上高2億円を参入要件としている。
早瀬さんは「熱意だけを訴えているが、既に数社からは賛同いただいている。子どもたちに夢と希望を与え、地域の活力を高める。熊本が生み出すバレー選手たちの受け皿の一つにもなりたい」と夢を語る。(陣立昌之)
熊本スポーツクラブは新チームで活動する選手の第1回テストを8月3日、八代市のトヨオカ地建アリーナで開く。応募は7月17日まで。名前、メールアドレス、申込書(書式自由)、電話番号を同クラブのメールアドレスinfo@virex.co.jpに送る。☎070(8556)2484。
クラブとの選手契約、協賛する企業との雇用契約など複数の形がある。
Vリーグ 昨季まで男子は3部、女子は2部で活動していたVリーグを今秋から改編。世界最高峰リーグを目指すSVリーグ(男子10チーム、女子14チーム)と、その下部に当たるVリーグとなる。男子Vリーグは東西2地区に分かれ、今季は東8チーム、西10チームで活動する。
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