日航機事故の遺族、自作絵本朗読 悲しみから立ち直る家族の姿

共同通信 2024年7月6日 17:27
 絵本「パパの柿の木」を朗読する谷口真知子さん=6日午後、群馬県藤岡市
 絵本「パパの柿の木」を朗読する谷口真知子さん=6日午後、群馬県藤岡市

 1985年の日航機墜落事故で夫を亡くした大阪府箕面市の谷口真知子さん(76)が6日、事故現場の群馬県上野村近隣にある同県藤岡市で、事故の悲しみから立ち直る家族の姿を描いた自作絵本の朗読会を開いた。「元に戻ることはできないが、前を向くことはできる」と話した。8月12日で事故から39年となる。

 事故に遭った夫の正勝さん=当時(40)=は「まち子 子供よろしく」というメモを残していた。絵本「パパの柿の木」は、事故前後の家族の様子や、正勝さんが植えた柿の成長とともに家族が前を向いて生きる様子を描写し、2016年に出版した。

 この日は地元住民ら約280人が聞き入った。

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