北海道の蒸気噴出、補償対象2人 観光業や農業などの地元業者も

共同通信 2024年7月5日 20:30
 地熱資源調査の掘削作業で蒸気が噴出して高濃度のヒ素が検出された問題で、記者会見する三井石油開発の原田英典社長(中央)ら=5日午後、北海道ニセコ町
 地熱資源調査の掘削作業で蒸気が噴出して高濃度のヒ素が検出された問題で、記者会見する三井石油開発の原田英典社長(中央)ら=5日午後、北海道ニセコ町

 北海道蘭越町で昨年6月、地熱資源調査の掘削作業中に蒸気が噴出し、周辺で採取した水から高濃度のヒ素が検出された問題で、調査主体の三井石油開発(東京)は5日、発生から1年が経過したのに合わせてニセコ町で記者会見を開いた。当時体調不良を訴えた住民19人のうち、補償対象となるのは因果関係が認められた2人だと明らかにした。

 同社は住民2人に加え、観光業や農業などの地元業者も補償対象になると説明した。

 掘削した井戸は昨年8月に埋め戻しが完了。同社は16年から調査に着手し、昨年6月、掘削中に蒸気が噴出した。蒸気から飲料水の基準の2700倍に相当するヒ素が検出されたことが後に判明した。

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