球磨焼酎「常圧豊永蔵」フランスのコンクールで最高賞 湯前町の豊永酒造 

熊本日日新聞 2024年7月16日 17:56
フランスのコンクールなどで最高賞を受賞した「常圧豊永蔵」を造った豊永酒造の豊永史郎社長(左)と豊永遼常務=6月28日、湯前町
フランスのコンクールなどで最高賞を受賞した「常圧豊永蔵」を造った豊永酒造の豊永史郎社長(左)と豊永遼常務=6月28日、湯前町

 湯前町の豊永酒造の球磨焼酎「常圧豊永蔵」が、フランスで開かれた日本の酒コンクール「Kura Master」の本格焼酎・泡盛部門で最高賞となるプラチナ賞を獲得した。洋酒と焼酎の世界的品評会「東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC)」の焼酎部門でも、最高金賞に輝いた。

 Kura Masterは、日本の酒の海外普及を目的に2017年に始まったコンクールで、現地のソムリエらが審査。本格焼酎・泡盛部門には197銘柄がエントリーし、米焼酎では常圧豊永蔵と、高田酒造場(あさぎり町)の「あさぎりの花」の2銘柄がプラチナ賞を受賞した。

 TWSCは、19年から開催しており、専門家やバーテンダーが審査。焼酎部門には全国の酒蔵から215銘柄が出品され、22銘柄が最高金賞に選ばれた。

 常圧豊永蔵は、昔ながらの常圧蒸留で造られた焼酎で、米の香ばしさと深い味わいが特徴。球磨産の有機米を100%使用するなど、原材料にもこだわっている。

 今年は、熊本国税局の酒類鑑評会でも、常圧豊永蔵と、同じく豊永酒造の麦焼酎「麦汁」が優等賞に選ばれている。豊永史郎社長(66)は「三つの審査基準の異なる大会で、高評価を頂けた。球磨焼酎が世界に通用することを示せた」と喜んだ。(井田真太郎)

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