英総選挙、野党労働党の圧勝確実 14年ぶり政権交代、保守党大敗

共同通信 2024年7月5日 09:58
 4日、ロンドンの投票所を妻と訪れた労働党のスターマー党首(手前左)(AP=共同)
 4日、ロンドンの投票所を妻と訪れた労働党のスターマー党首(手前左)(AP=共同)
 英総選挙の開票作業を行う関係者=4日、英北部グラスゴー(ゲッティ=共同)
 英総選挙の開票作業を行う関係者=4日、英北部グラスゴー(ゲッティ=共同)
 英総選挙の出口調査に基づく与野党の獲得議席予想が投影されたBBC放送の建物=4日、ロンドン(Jeff Overs/BBC提供、ロイター=共同)
 英総選挙の出口調査に基づく与野党の獲得議席予想が投影されたBBC放送の建物=4日、ロンドン(Jeff Overs/BBC提供、ロイター=共同)
 英下院総選挙の獲得議席予測
 英下院総選挙の獲得議席予測

 【ロンドン共同】英下院(定数650)総選挙は4日に投開票された。BBC放送の獲得議席予測によると、スターマー党首率いる最大野党の労働党の圧勝が確実となった。過半数を大きく超える400議席以上を獲得し、2010年以来、14年ぶりの政権交代を実現する見通し。5日にスターマー氏が首相に就任する。与党保守党は不祥事や首相交代が相次ぎ、過去100年以上で最大となる歴史的大敗の公算が大きい。

 スターマー氏は「選挙運動をしてくれた方、投票してくれた方、ありがとう」とX(旧ツイッター)に投稿し、支持者らに謝意を伝えた。

 BBCが出口調査などに基づき4日夜に伝えた議席予測では、労働党は410に上る一方、保守党は改選前より200議席以上減らして131。自由民主党は61。右派ポピュリスト政党「リフォームUK」が13。同党が下院選で議席を獲得するのは初めて。

 英メディアによると、保守党は1830年代の結党以来の最少議席となる可能性がある。

 選挙戦では、経済立て直しや不法移民問題が争点となり、労働党が終始リードした。

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