「死刑」に握り拳ほどかず 被告、45分じっと前見つめ
![死刑判決を言い渡された佐藤翔一被告(右)。左は辛島靖崇裁判長(大分合同新聞社提供)](/sites/default/files/images/newspack/2024-07PN2024070201001857.-.-.CI0003.jpg)
約45分に及んだ判決の間、じっと前を見つめた。大分地裁で2日に開かれた親子強盗殺人事件の裁判員裁判の結論。「死刑に処する」。佐藤翔一被告(39)は後回しとなった主文を言い渡された後も、握り続けた拳をほどくことはなかった。
傍聴席は事件関係者を含む傍聴人で埋まった。辛島靖崇裁判長は冒頭から判決理由を読み上げた。判決宣告の後、控訴期限の説明を受けた被告は深くうなずき「はい」と短く答えた。閉廷後はゆっくりと立ち上がり、中腰の状態で浅く頭を下げた。
逮捕から2年半余り経過して始まった裁判員裁判で、一貫して無罪を主張し続けた。6月17日の最終陳述。「犯人がとても憎い」と口にした。
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