障害年金、資格裁定却下は不当 国が敗訴、札幌地裁

共同通信 2024年7月2日 19:30
 札幌地裁
 札幌地裁

 北海道に住む障害等級2級の知的障害がある30代の男性が27歳から受給している障害基礎年金について、受給が可能になる20歳時点で受給資格があったことの裁定請求を却下されたのは不当として、国の処分を取り消すよう求めた訴訟の判決で、札幌地裁は2日、取り消しを命じた。

 国側は医師による診断書などの客観的資料が必要だと主張していたが、布施雄士裁判長は判決理由で、男性が10代だった2003年、療育手帳の交付を受けていたほか、母親の説明などから、20歳の時点でも、男性に現在と同程度の知的障害があったと認められると判断した。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「社会」記事一覧