中国企業、星野トマム売却 不動産不況で資産処分

共同通信 2024年7月2日 11:28
 星野リゾートトマムで「雲海」を楽しむ人たち=2018年7月、北海道占冠村
 星野リゾートトマムで「雲海」を楽しむ人たち=2018年7月、北海道占冠村

 【北京共同】中国の投資会社、復星国際は2日までに、北海道占冠村のリゾート施設「星野リゾートトマム」を売却すると発表した。売却額は約408億円。中国の不動産市況の悪化が続く中、債務圧縮のため非中核資産の処分を進めており、今回の売却もその一環とみられる。

 星野リゾートトマムを資産に持つ傘下企業のほぼ全株式を、不動産投資を手がける合同会社「YCH16」(東京都港区)に売却する。

 星野リゾートトマムは、スキー場やホテルなどを備える。北海道のスキーリゾートは中国の観光客の間で人気が高く、復星は2015年にオランダのファンドなどから星野リゾートトマムを取得した。

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