熊本県内全域に食中毒注意報 高温多湿続く
熊本県は1日、食中毒の発生が危惧される高温多湿が続く時期に入ったため、県内全域に食中毒注意報を発令した。県健康危機管理課は「例年7月から細菌性の食中毒が増える」と警鐘を鳴らしている。注意報は10月1日に自動的に解除される。
県は飲食店や給食施設などの業者に、調理する人が小まめな手洗いをし、食材の鮮度保持を徹底するよう要請。家庭には、食品を十分に加熱し、室温で長時間放置した場合は捨てるよう求めている。
注意報は、6月30日までは「熊本地方で前日の最低気温が25度以上、平均湿度が80%以上、当日の予想最低気温が25度以上」になった場合に発令する。7月1日以降は注意喚起の意味を込めて自動的に発令する。
この運用は昨年からスタート。昨年は6月29日に発令した。今年は7月1日の自動発令となった。「たまたまだが、先の発令の要件にも合致していた」と県健康危機管理課。
県内では今年7月1日までに食中毒が7件(79人)発生し、昨年同時期の3件(42人)を上回っている。(潮崎知博)
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