熊本県内全域に食中毒注意報 高温多湿続く
![熊本県庁](/sites/default/files/styles/crop_default/public/2024-06/%E7%86%8A%E6%9C%AC%E7%9C%8C%E5%BA%81_4.jpg?itok=tmnOI35Z)
熊本県は1日午前、食中毒の発生が危惧される高温多湿が続く時期に入ったため、県内全域に食中毒注意報を発令した。県健康危機管理課は「例年7月から細菌性の食中毒が増える」と警鐘を鳴らしている。注意報は10月1日に自動的に解除される。
県は飲食店や給食施設などの業者に、調理する人が小まめな手洗いをし、食材の鮮度保持を徹底するよう要請。家庭には、食品を十分に加熱し、室温で長時間放置した場合は捨てるよう求めている。
注意報は、6月30日までは「熊本地方で前日の最低気温が25度以上、平均湿度が80%以上、当日の予想最低気温が25度以上」になった場合に発令する。7月1日以降は注意喚起の意味を込めて自動的に発令する。
この運用は昨年からスタート。昨年は6月29日に発令した。今年は7月1日の自動発令となった。「たまたまだが、先の発令の要件にも合致していた」と県健康危機管理課。
県内では7月1日までに食中毒が7件(79人)発生し、昨年同時期の3件(42人)を上回っている。(潮崎知博)
RECOMMEND
あなたにおすすめPICK UP
注目コンテンツTHEMES
医療・健康-
北里柴三郎と恩師の強い絆、文面に 小国町の記念館、手紙複製を展示
熊本日日新聞 -
【新札の顔・柴三郎 偉人の残像㊥】「光る縁側」医学者の原点 今も地元児童ら雑巾がけ
熊本日日新聞 -
【新札の顔・柴三郎 偉人の残像㊤】生家近く流れる北里川 大好物の川魚食べ「古里に帰ったよう」
熊本日日新聞 -
熊本市の障害者支援施設で食中毒 調理業者を2日間の営業停止処分
熊本日日新聞 -
手足口病、警報レベル超える 熊本県感染症情報
熊本日日新聞 -
熊本県介護福祉士会が創立25周年式典
熊本日日新聞 -
E型肝炎患者、1人確認 県内今年初 生肉に注意を
熊本日日新聞 -
熊本県の梅毒患者、今年の累計100人に 感染症情報
熊本日日新聞 -
KMバイオロジクス、厚労省の大規模臨床試験事業に採択 デング熱ワクチン開発に活用
熊本日日新聞 -
崇城大薬学部に「離島出身者」枠 地域の薬剤師不足を解消へ新設
熊本日日新聞
STORY
連載・企画-
移動の足を考える
「すべての道は熊本に通じる」とは、蒲島郁夫前知事が熊本県内の道路整備に向けた意気込みを語る際に使ってきたフレーズ。地域高規格道路などの骨格的な道路や鉄道網は、地域・産業の活性化はもちろん大規模災害時の重要性も注目されています。連載企画「移動の足を考える」では、熊本県内の〝足〟の現在の姿を紹介し、未来の形を考えます。
-
学んで得する!お金の話「まね得」
お金に関する知識が生活防衛につながる時代。税金や年金、投資に新NISA、相続や保険などお金に関わる正しい知識を、ファイナンシャルプランナー(FP)の資格取得を目指す記者と一緒に楽しく学んでいきましょう。
※次回は「相続・贈与は難しい」前編。7月12日(金)に更新予定です。