黒川氏の定年延長、文書開示判決 法務省協議の記録で大阪地裁
![黒川弘務氏](/sites/default/files/images/newspack/2024-06PN2024062701000921.-.-.CI0003.jpg)
東京高検検事長だった黒川弘務氏=辞職=の定年を延長した2020年1月の閣議決定前に、法務省内で協議した記録などを不開示とした国の決定は違法として、神戸学院大の上脇博之教授が決定の取り消しを求めた訴訟で大阪地裁(徳地淳裁判長)は27日、一部の決定を取り消し文書の開示を認める判決を言い渡した。
徳地裁判長は判決理由で「合理的に考えれば(国家公務員法の)解釈変更は黒川氏の定年延長を目的としているほかあり得ない」と指摘した。
訴状などによると、政府は長年「国家公務員法の定年延長制は検察官に適用されない」との見解だったが、20年1月に法務省が検察官にも適用できると解釈変更。当時の菅義偉官房長官に近いとされた黒川氏の同2月だった定年が延長され、野党などから次期検事総長に就かせるための「官邸の意向だ」と批判が出た。
黒川氏は20年5月、新聞記者らと賭けマージャンをした問題が発覚し、訓告処分を受けて辞職。その後賭博罪で罰金20万円の略式命令を受けた。
RECOMMEND
あなたにおすすめPICK UP
注目コンテンツNEWS LIST
全国のニュース 「社会」記事一覧-
20年7月豪雨から4年、追悼式 熊本・人吉、九州で79人死亡
共同通信 -
トヨタ系に再発防止勧告へ、公取 下請けに金型の無償保管を強要か
共同通信 -
トヨタ系が下請法違反か、公取委が勧告へ
共同通信 -
北―西日本が大雨の恐れ 低気圧影響、土砂災害などに警戒
共同通信 -
旭川中2凍死「いじめが主原因」 再調査委で初認定、きょう公表へ
共同通信 -
旭川中2いじめ、死亡との因果関係認定
共同通信 -
アユ釣りの男性流され死亡 岐阜・高山
共同通信 -
川に2人流され1人死亡、山口 ミャンマー国籍の男性
共同通信 -
川に2人流され、ミャンマー国籍の男性死亡
共同通信 -
マンションで男女死亡 腹部に刺し傷、無理心中か
共同通信