元戦闘員多数、前線復帰か ワグネル武装反乱1年

共同通信 2024年6月22日 16:19
 1日、ロシア・サンクトペテルブルクのプリゴジン氏の墓地で、花を手向ける女性(AP=共同)
 1日、ロシア・サンクトペテルブルクのプリゴジン氏の墓地で、花を手向ける女性(AP=共同)

 ウクライナ侵攻を続けるロシアで、民間軍事会社ワグネルの指導者プリゴジン氏が国防省指導部を糾弾して起こした武装反乱から23日で1年。ワグネルは事実上解体されプリゴジン氏は死亡したが、ロシアメディアなどによると、前線で戦った戦闘員らは愛国的な「英雄」として遇され、多くが再び侵攻の現場に派遣されているもようだ。

 プーチン大統領と近かったプリゴジン氏率いるワグネルの部隊は、昨年5月のウクライナ東部の激戦地バフムト制圧で中心的な役割を担った。弾薬不足などを理由にプリゴジン氏はショイグ国防相(当時)らの更迭を求め、昨年6月23日夜に武装蜂起。翌日にロシア軍の南部軍管区司令部を占拠し、その後は北上して首都モスクワに迫った。

 ベラルーシのルカシェンコ大統領の仲介でプリゴジン氏は部隊撤収に応じ、反乱は1日で収束。プーチン氏は当初「裏切り者」と厳しく非難したが、反乱後に両者は会談。反乱の2カ月後の8月にプリゴジン氏は搭乗機の墜落で死亡した。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「国際」記事一覧