熊本・八代市のお祭りでんでん館 7月から入館無料に 観光の呼び水へ活用
熊本県八代市は7月から、市民俗伝統芸能伝承館「お祭りでんでん館」(西松江城町)の入館料(大人300円、高大生200円)を無料化し、展示棟内の全エリアを自由に観覧できるようにする。
でんでん館は、国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産の妙見祭など市の民俗芸能を保存し、紹介する施設。2021年7月に開館し、3年間で約4万人が来館した。今年4月には展示棟の「お祭り体感シアター」で上映内容をリニューアルしたばかり。
八代港では昨年から、新型コロナウイルス禍後のクルーズ船寄港が本格化し、訪日客を含む観光客も増加傾向にある。市は、同館を市内観光の呼び水となる施設として活用する考え。「地域の祭りや伝統芸能への関心と保存継承に向けた機運を高めたい」としている。
また、無料化に合わせた記念イベントを7月6日に同館入り口前で開催する。6日午前9時からは八代妙見祭の獅子舞を披露。6、7の両日ともに、先着100人にオリジナル手ぬぐいを配る。(上島諒)
RECOMMEND
あなたにおすすめPICK UP
注目コンテンツTHEMES
熊本の文化・芸能-
「精魂の限り」自分たちで 木工職人の兄弟が製作【100年の音色-山鹿ピアノ物語㊤】
熊本日日新聞 -
合志市のタカコバレエスタジオ 40周年記念公演、表現豊かに 8月、県立劇場で「ジゼル」披露
熊本日日新聞 -
熊本地震で被災の馬具櫓と石門周辺、石垣復旧案を承認 熊本城修復検討委
熊本日日新聞 -
熊日文化スポーツ基金贈呈式 14団体3個人に175万円
熊本日日新聞 -
「約束の日」5年ぶりに復活 カントリーファンの要望に応え 10月20日、熊本・アスペクタ
熊本日日新聞 -
肥後の創作木工品展【文化圏】
熊本日日新聞 -
魚や花の切り絵、色鮮やか 就労支援施設に通う庄村さん、荒尾市で個展 まるでステンドグラス
熊本日日新聞 -
夜豆志呂(205号)【郷土雑誌】
熊本日日新聞 -
新たな才能545点並ぶ 熊日新鋭・学童書道展 県立美術館本館で開幕 6月30日まで
熊本日日新聞 -
夏らしい食器、陶丘工房300点 熊本県伝統工芸館(25~30日)【文化圏】
熊本日日新聞
STORY
連載・企画-
移動の足を考える
「すべての道は熊本に通じる」とは、蒲島郁夫前知事が熊本県内の道路整備に向けた意気込みを語る際に使ってきたフレーズ。地域高規格道路などの骨格的な道路や鉄道網は、地域・産業の活性化はもちろん大規模災害時の重要性も注目されています。連載企画「移動の足を考える」では、熊本県内の〝足〟の現在の姿を紹介し、未来の形を考えます。
-
学んで得する!お金の話「まね得」
お金に関する知識が生活防衛につながる時代。税金や年金、投資に新NISA、相続や保険などお金に関わる正しい知識を、ファイナンシャルプランナー(FP)の資格取得を目指す記者と一緒に楽しく学んでいきましょう。
※次回は「間もなく登場 新紙幣」編。6月28日(金)に更新予定です。
コメント