熊本・八代市のお祭りでんでん館 7月から入館無料に 観光の呼び水へ活用
![波打った銀色の屋根が特徴の八代市民俗伝統芸能伝承館(お祭りでんでん館)](/sites/default/files/styles/crop_default/public/2024-06/IP240620CTS000002000_01.jpg?itok=WBPoU2u-)
熊本県八代市は7月から、市民俗伝統芸能伝承館「お祭りでんでん館」(西松江城町)の入館料(大人300円、高大生200円)を無料化し、展示棟内の全エリアを自由に観覧できるようにする。
でんでん館は、国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産の妙見祭など市の民俗芸能を保存し、紹介する施設。2021年7月に開館し、3年間で約4万人が来館した。今年4月には展示棟の「お祭り体感シアター」で上映内容をリニューアルしたばかり。
八代港では昨年から、新型コロナウイルス禍後のクルーズ船寄港が本格化し、訪日客を含む観光客も増加傾向にある。市は、同館を市内観光の呼び水となる施設として活用する考え。「地域の祭りや伝統芸能への関心と保存継承に向けた機運を高めたい」としている。
また、無料化に合わせた記念イベントを7月6日に同館入り口前で開催する。6日午前9時からは八代妙見祭の獅子舞を披露。6、7の両日ともに、先着100人にオリジナル手ぬぐいを配る。(上島諒)
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