JR豊肥線 熊本-肥後大津間の開業110周年祝う 式典や記念入場券販売
JR豊肥線の熊本-肥後大津間の開業110周年を記念するセレモニーが21日、大津町の肥後大津駅であり、地元住民や関係者らが節目を祝った。
JR九州によると、熊本-肥後大津間は1914年に「宮地軽便線」として開業。28年に宮地(現阿蘇市)-玉来(大分)間を延伸して全線開通した。99年に熊本-肥後大津間を電化した。
セレモニーで佐藤宗城・肥後大津駅長は「通勤、通学など日常の一部として利用していただき、感謝している」とあいさつ。金田英樹・大津町長は「空港アクセス鉄道や中九州横断道路ができれば、肥後大津駅の交通結節点としての機能がより高まる」とした上で、「住み暮らす方が楽しく過ごせるよう、肥後大津駅を中心とした街づくりを進めていく」と述べた。
くまモンや、観光特急列車「あそぼーい!」のマスコットキャラクター「くろちゃん」も駆け付け、関係者らとくす玉を割って祝った。
記念台紙とセットになった記念入場券(2千円)も限定販売。購入した男性(27)=合志市=は「毎日、通勤先の阿蘇まで利用している。鉄道駅は地域の大事な存在」と笑顔で話した。
肥後大津駅の1日当たりの乗降者数は、2023年度は約6千人。菊陽町への台湾積体電路製造(TSMC)進出などに伴い、この1年間で約1200人増えた。(草野太一)
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