浪江町の特定帰還居住区域で除染 大熊、双葉に続く県内3例目
東京電力福島第1原発事故で福島県内7市町村に残る帰還困難区域のうち、特定復興再生拠点区域(復興拠点)に続いて避難解除を目指す浪江町の特定帰還居住区域で20日、環境省が放射線量を下げるための除染を開始した。来年3月末までを予定する。特定帰還居住区域の除染開始は昨年12月の大熊、双葉両町に続く3例目。
同区域は昨年6月施行の改正福島復興再生特別措置法で導入された。帰還希望者の宅地や農地、アクセス道路などを対象に4町で設定済み。復興拠点と同じく除染などには国費が投入される。
浪江町では、津島や大堀など12地区の一部の除染や家屋解体の他、道路や上下水道などのインフラ復旧を行う。
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