再審法改正の早期実現求めシンポ 袴田さん姉ら訴え、大阪

共同通信 2024年6月15日 19:26
 再審法改正を訴える袴田巌さんの姉ひで子さん=15日午後、大阪市
 再審法改正を訴える袴田巌さんの姉ひで子さん=15日午後、大阪市

 刑事裁判をやり直す再審手続きの長期化が極めて深刻として、大阪弁護士会などは15日、大阪市内で再審法改正の早期実現を訴えるシンポジウムを開催した。1966年の「袴田事件」で死刑確定後、昨年に再審が始まり9月に判決が言い渡される袴田巌さん(88)の姉ひで子さん(91)が壇上に立ち「巌だけが助かればいいと思わない。ぜったい改正をしなければならない」と話した。

 シンポジウムでは、今年3月に法改正に向け超党派の議員連盟が発足したことなどを紹介。法改正では証拠開示のルールを具体的に定めることや、審理長期化の原因となっている検察側による異議申し立てを禁止する必要があると登壇者らが訴えた。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「社会」記事一覧