「アクアスロン」やってみない? 鉄人レースの競技人口拡大狙い 甲佐町で8月、第2回大会

熊本日日新聞 2024年6月13日 19:27
昨年の大会で緑川を泳ぐ子どもたち(熊本県トライアスロン連合提供)
昨年の大会で緑川を泳ぐ子どもたち(熊本県トライアスロン連合提供)

 トライアスロンの競技人口増を目指す熊本県内の愛好家らが、子ども向けの大会を開くなどして競技普及に努めている。昨年はスイムとランの2種目で競うアクアスロン大会を創設。8月には規模を拡大して第2回大会を開く。「複数の競技に挑戦する面白さを味わってほしい」と参加を呼びかけている。

 トライアスロンは2000年のシドニー五輪で正式種目となり、国内外の関心が高まった。しかし、県トライアスロン連合によると、県内の中学、高校に部活動はない。県連合は底辺拡大のため、甲佐町に大会開催を呼びかけ、昨年、「熊本甲佐アクアスロン大会」を初開催した。

 コースは熊本甲佐総合運動公園と、隣接する緑川に設定。カテゴリーは小学生に2学年きざみで三つ、中学生、高校生以上(社会人含む)に一つずつの計5部門を設けた。県内外から参加した128人は、川を25~400メートル泳いだ後、公園内を1~3キロ走った。

 大会は「安全に楽しく」をテーマに掲げ、ライフセーバーが会場に常駐。小学生はスイム時にライフジャケットと靴の着用を必須とし、水着から着替える際は保護者らによる援助も認めた。大会開催前には、日本スポーツ協会公認コーチがランニングとスイムの無料指導も複数回実施した。

 多くの児童生徒は初心者だったが、ほぼ全員が完走。「自信になった」「川を泳げて楽しかった」などの感想が寄せられたという。

熊本甲佐アクアスロン大会をPRする町北大洋さん(中央)ら関係者=5月29日、熊本市中央区
熊本甲佐アクアスロン大会をPRする町北大洋さん(中央)ら関係者=5月29日、熊本市中央区

 8月25日に開催する第2回大会は、参加へのハードルをさらに下げるため、ランの距離を昨年より4割短くし、定員を計100人増やす。県連合の町北大洋理事長(72)は「夏の思い出づくりや成長の機会にしてほしい」と話す。

 参加費は全種目3千円。申し込みはローソンエントリーのみで、7月末まで。大会事務局メール「run-run-masayo@mrg.biglobe.ne.jp」。(九重陽平)

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