一足お先に山鹿クリスイーツ 10店舗、秋のフェアに向け見本市
クリの生産量が西日本一の山鹿市で、「山鹿和栗スイーツフェア見本市」が6月末まで開かれている。10店舗がイチ押し商品を提供するイベントで、官民が連携して山鹿のクリの魅力を発信しようと5月に発足した「やまが和栗振興協議会」が初めて企画した。
クリのバターサンドや練りようかん、もなかをはじめ、クリ産地が競う全国モンブラン大会で昨年優勝した「バラのモンブラン」も並ぶ。クリを練り込んだプリンの上にモンブランを載せた新商品を開発した太田黒宣人さん(28)は「クリの風味を味わえるよう甘さを控えめにした」と言う。
毎年秋に開催される「山鹿和栗スイーツフェア」は昨年34店が参加し、延べ25万人以上が来店した。見本市は、秋のフェアに向けて各店が先行して新商品を提供し、消費者の反応を見る狙いもある。開催にかかわる市物産館連絡協議会事務局の植田隆司さん(51)は「一年中いつでもクリが楽しめるそんな産地にしたい」と話している。
問い合わせは山鹿温泉観光協会☎0968(43)2952。(本田清悟)
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