キャベツ、入荷増も高値続く 6月の野菜入荷・価格見込み 九州農政局
九州農政局は5月31日、6月の野菜の入荷量と卸売価格の見通しを発表した。価格が高騰しているキャベツは九州各地からの入荷が増えて前月より価格が下がるが、依然として高値が続く見通し。全体としては入荷量は前月並み、価格は前月を下回ると予想する。
福岡市中央卸売市場の14品目を調べた。天候不順の影響が和らぎ、一部品目で入荷量が回復する。入荷が増えるのは、レタスや青ネギなど5品目。ナスと普通トマトは前月より増えるものの、平年比では少ない状況が続いている。バレイショとタマネギは前月を下回る。ハクサイ、白ネギなど7品目は前月並み。
価格は、キャベツのほか、ダイコンやニンジンの根菜類、ミニトマトやキュウリといった果菜類など7品目が前月と比べ下回ると予測する。
九州農政局園芸特産課は「ミニトマトやキュウリは、大型連休期間の需要増の反動で価格が下がる。根菜類は天候不順で高値が続いていたが、6月には価格が落ち着く見込み」とした。白ネギやバレイショなど7品目は前月並みと見通す。(田代智也)
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