SNS投資詐欺、規制強化を提言 自民、厳格な広告審査求め

共同通信 2024年5月24日 23:40
 SNSの詐欺広告の規制強化を協議する自民党の会合であいさつする平井卓也デジタル社会推進本部長=24日午後、東京・永田町の党本部
 SNSの詐欺広告の規制強化を協議する自民党の会合であいさつする平井卓也デジタル社会推進本部長=24日午後、東京・永田町の党本部

 交流サイト(SNS)で著名人に成り済まして投資を呼びかける詐欺広告の被害拡大を受け、広告の規制強化を検討してきた自民党は24日、政府への提言を大筋で取りまとめた。フェイスブックを運営する米IT大手メタなどのプラットフォーム事業者を対象に、広告の事前審査の厳格化などを求める内容だ。提言の冒頭で、政府が6月にも策定する対策プランに「積極的に取り入れることを望む」と強調した。

 著名人本人の許諾を得ず広告に載せることを禁止するほか、被害の多くが通信アプリLINEなどのグループチャットで発生していることから、閉鎖的な場に誘導する広告は原則として掲載しないことも事業者に要求する。

 偽広告については、インターネット上の誹謗中傷への対応が目的の改正プロバイダー責任制限法でも歯止めが期待されるが、施行まで1年かかるため削除などの対応を前倒しで行うよう事業者に要請することも盛り込んだ。

 座長を務める自民党の平井卓也デジタル社会推進本部長は「消費者を窮地に追い込むような広告を制限できるようにしたい」と意気込んだ。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「経済」記事一覧