震災教訓、インドネシアへ 岩手・釜石で来日教員ら研修
大津波が起きインド洋沿岸諸国の計22万人以上が犠牲となった、2004年のスマトラ沖地震による最大の被災地インドネシア・スマトラ島アチェ州の中学校教員、津波博物館職員ら約20人が7日、岩手県釜石市で、東日本大震災の教訓を学ぶ研修会に参加した。研修会を支援した国際協力機構(JICA)によると、同州での住民に対する防災教育に役立ててもらう狙い。
一行は、海沿いにあった釜石東中での避難行動を基に、教員の動き方や指示の出し方について議論。その後、当時同中2年だった語り部の川崎杏樹さん(27)の案内で、約1・6キロの避難経路を実際に歩いた。
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