撤去の朝鮮人追悼碑を再現 拡張現実技術のアプリ開発

共同通信 2024年5月7日 16:54
 朝鮮人労働者の追悼碑跡地でアプリのテストをする白川昌生さん(左)と情報科学芸術大学院大学の前林明次教授=4月10日、群馬県高崎市
 朝鮮人労働者の追悼碑跡地でアプリのテストをする白川昌生さん(左)と情報科学芸術大学院大学の前林明次教授=4月10日、群馬県高崎市

 群馬県が撤去した朝鮮人労働者の追悼碑を、拡張現実(AR)技術で画面上に再現するアプリを、情報科学芸術大学院大学(岐阜県)の前林明次教授(59)が開発した。「碑がなくなっても、加害の歴史について知るきっかけになってほしい」と意気込む。

 碑は太平洋戦争中の朝鮮人労働者の追悼を目的とし、市民団体が群馬県高崎市の県立公園に県の許可を得て設置。県は後、追悼式の出席者の発言が許可条件に反するとして市民団体に撤去を命じた。

 アプリ「AR朝鮮人追悼碑」は、米アップルのスマホやタブレットに対応。起動し、追悼碑の跡地にカメラをかざすと、CGソフトで作成された碑の画像が画面に浮かび上がる仕組みだ。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「社会」記事一覧