規正法改正巡り、与野党に溝 会期末見据え攻防へ

共同通信 2024年5月4日 17:53
 1月、衆院本会議で施政方針演説を行う岸田首相
 1月、衆院本会議で施政方針演説を行う岸田首相

 国会は大型連休明けから、自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けた政治資金規正法改正の議論が本格化する。4月26日に初開催された衆院政治改革特別委員会では、与野党の主張の溝が明らかになった。6月23日の会期末までに一致点を見いだせるかどうかが注目される。少子化対策、経済安全保障など重要法案の審議も重なり、会期末を見据えた与野党攻防が予想される。

 規正法改正を巡り、自民、公明両党の実務者は政治資金収支報告書の外部監査強化などで既に一致した。与党案をまとめた上で特別委に臨む考えだ。与野党の議論では、国会議員が連帯責任を負う「連座制」、企業・団体献金、政策活動費などが主要論点となる。残り会期が50日を切るため、時間的制約も絡む。

 今月10日には参院でも特別委が初めて開かれる。衆院同様、各党が規正法改正の見解を示す。

 重要法案もめじろ押しだ。「子ども・子育て支援金」を創設する少子化対策関連法案は、野党が「事実上の増税だ」(立憲民主党幹部)と問題視する。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「政治」記事一覧