幻の魚イトウ、命つなぐ春 北海道、産卵へ体染め遡上
![産卵のため、北海道北部の川の上流域を遡上するイトウのペア。雄(左)は鮮やかな赤の「婚姻色」に染まっている=26日](/sites/default/files/images/newspack/2024-04PN2024042701000725.-.-.CI0003.jpg)
日本最大級の淡水魚で「幻の魚」と呼ばれる絶滅危惧種イトウが産卵期を迎え、北海道北部の川を遡上している。27日、鮮やかな赤の「婚姻色」に染まった雄が、上流域で雌と寄り添うように泳ぐ様子が見られた。
イトウはサケ科で、過去に体長2・1メートルの個体が捕獲された記録がある。国内では北海道にのみ生息。環境省のレッドリストで絶滅の恐れが2番目に高い「絶滅危惧1B類」に分類されている。
午前7時ごろ、水深約30センチの小川に、体長60~80センチの雄数匹が姿を見せた。約1時間後、約40センチの雌も現れ、水面にかかるささやぶの下に隠れるようにして1匹の雄の横にぴったりと並んで泳いでいた。
RECOMMEND
あなたにおすすめPICK UP
注目コンテンツNEWS LIST
全国のニュース 「暮らし・話題」記事一覧-
杜の都望む結婚式場が人気、仙台 ブライダル市場、再び活気
共同通信 -
栃木でライチョウ4羽ふ化 那須どうぶつ王国
共同通信 -
ニホンライチョウ5羽ふ化、富山 ファミリーパーク、自然交配で
共同通信 -
「金魚ねぷた」列車、涼やかに 青森・弘南鉄道、8月末まで運行
共同通信 -
阪急京都線に初の指定席車両 料金500円、快適性向上
共同通信 -
「鮮烈な赤」のびょうぶ絵展 高知・香南で絵金祭り
共同通信 -
富良野、ラベンダーが見頃 丘一面に広がる紫の香り
共同通信 -
ホッキョクグマが氷がぶり、大阪 天王寺動物園「ホウちゃん」
共同通信 -
鳥取の水木ロードに夏の妖怪影絵 鬼太郎、ねずみ男ら登場
共同通信 -
ふるさと納税ポイント禁止に賛否 総務省方針巡り、市区町村
共同通信