高温多湿で雑菌発生のリスク 紅こうじ、細心の注意が必要

共同通信 2024年4月2日 17:45
 紅こうじ生産の留意点
 紅こうじ生産の留意点

 紅こうじを生産するには高温多湿な環境で長時間発酵させる必要がある。雑菌が発生しやすいため、細心の注意が欠かせない。こうじを製造する別のメーカー担当者によると、紅こうじは、発酵が3日程度で済むみそや焼酎用のこうじと違い「7~20日程度発酵させ、水分も大量に必要とする。雑菌が発生するリスクは普通のこうじより高い」と話す。

 紅こうじはカビの一種の紅こうじ菌を米に混ぜて発酵させたもの。小林製薬によると、最長で30日以上かけることもあったという。

 このメーカーでは衛生管理を徹底しており「こうじ段階で雑菌が混入していないか毎日テストをして記録に残している」と強調。発酵させる機械の殺菌が不可欠で「髪の毛の混入なども防がないといけない」という。

 これまでの調査で、サプリ原料に青カビから生成する「プベルル酸」が混入していたことが分かっている。担当者は「あるこうじを発酵する際に、別のこうじが発生してしまうことはまれにある」と説明する。

 さらに担当者は「発酵段階で見た目が紅こうじでも、一部に青カビが混入している可能性もある」と指摘。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「医療」記事一覧