経鼻インフルワクチン申請 スプレー式、阪大微研
鼻にスプレーして季節性のインフルエンザを予防する経鼻ワクチンを阪大微生物病研究会(大阪府吹田市)が開発し、厚生労働省に製造販売を申請したと28日、発表した。ウイルスの病原性をなくした不活化ワクチン。
液を噴霧して吸い込むため注射と比べて痛みが少ない。ウイルスが体内に入る際の通り道となる鼻の粘膜の免疫が直接誘導されることによる発症予防効果も期待される。
経鼻ワクチンを巡っては、第一三共の「フルミスト」が国内で初めて昨年3月に承認された。毒性を弱めたウイルスを使う生ワクチンで、今年の秋以降、インフルエンザの流行に合わせて流通する見込み。
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