犯罪被害の心情伝達、30件受理 法務省新制度、加害者への謝罪も

共同通信 2024年3月28日 17:43

 法務省は28日、刑務所や少年院の職員らが犯罪被害者や遺族らの心情を聴取し、収容中の加害者に伝達する新制度について、昨年12月の開始から今年2月末までに30件の申し込みを受理したと発表した。反省を促すのが狙いで、心情を聞いて謝罪の言葉を口にした加害者もいたという。

 法務省によると、30件のうち被害者本人の申請が12件、遺族や保護者らが18件。施設区分で見ると、刑務所などの刑事施設が23件で、少年院は7件だった。

 被害者らの心情は「被害弁償をしてほしい」「(仮釈放など)施設から出ることに反対だ」といった厳しい内容が目立った。伝達場面では、動揺し涙を流す加害者の姿も見られたという。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「社会」記事一覧