高輪築堤「現地保存を」 日本考古学協会が声明

共同通信 2024年3月28日 17:16

 JR高輪ゲートウェイ駅(東京都港区)付近の再開発で出土した鉄道遺構「高輪築堤」を巡り、日本考古学協会(辻秀人会長)は28日、今後工事が見込まれる区域の計画について、現地保存を前提とした街づくりを進めるようJR東日本に求める声明を公表した。

 声明では、既に再開発工事が進んだ区域について「一部が現地保存された以外は破壊された」と指摘。残る区域にも築堤が良好な状態で残っているとみられるとして「史跡に相当する可能性が高い重要遺跡として対処するべきだ」と訴えた。

 辻会長は「開発か保存かという二項対立で考えず、築堤を活用した街づくりをしてほしい」と話している。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「社会」記事一覧