医療的ケア児、体制整備に遅れ 文科省へ改善要請、家族離職防止

共同通信 2024年3月8日 15:46

 人工呼吸器や、たんの吸引などが日常的に必要な「医療的ケア児」を巡り、総務省行政評価局は8日、受け入れる小学校の体制整備が遅れているとの調査結果を公表した。看護師配置が間に合わないケースなどがあった。教育機会の確保に加え、付き添いを理由とした家族の離職や休職を防ぐため、文部科学省に状況改善を要請した。

 32市区町村の教育委員会や小学校36校などを抽出した調査によると、看護師の確保が遅れ、保護者が数カ月間の付き添いをする事例があった。看護師の休暇や校外学習の際はケアができず、付き添いを求めている学校も多かった。一部の教委は、ケア児が入学するのを事前に把握できていなかった。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「医療」記事一覧