学校でのいじめや叱責影響 成人ひきこもり、傾向確認

共同通信 2024年1月9日 06:59

 子どもの頃に学校でいじめられたり教師から強く叱責されたりすると、成人になってひきこもりとなるリスクが高まる傾向を確認したと、公益社団法人「子どもの発達科学研究所」(大阪市)のチームが9日までに発表した。

 20~34歳の男女約4千人を対象に、2021年10月にインターネットで調査。教師による叱責や暴力のほか、同級生や先輩からいじめを受けたことがあるかどうかを尋ねた。一つ以上の経験があると答えたのは55・1%で、このうち4・8%が成人期にひきこもり状態になっていた。

 一つもないとしたのは44・9%で、ひきこもりは1・8%にとどまり、つらい経験の数が多いほどひきこもりになる割合が高かった。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「暮らし・話題」記事一覧