避難の町民、ダルマ市で久々再会 福島第1原発立地の双葉町

共同通信 2024年1月6日 16:33
 「ダルマ市」で巨大だるまを引き合う町民ら=6日午後、福島県双葉町
 「ダルマ市」で巨大だるまを引き合う町民ら=6日午後、福島県双葉町

 東京電力福島第1原発が立地する福島県双葉町で6日、新春の「ダルマ市」が開かれた。原発事故後に町内で催されたのは12年ぶりだった昨年に続き2回目。長期避難の影響で久しぶりに顔を合わせた人も多く、互いに「元気だった」と声をかけて再会を喜んでいた。

 江戸時代から伝わるとされる行事で、駅前の露店に大小色とりどりのだるまが並んだ。名物の巨大だるま引きでは「よいしょ」のかけ声が響いた。

 事故前は町内に住み、今は同県いわき市で暮らす渡部正信さん(82)、テイ子さん(83)の夫婦は、帰還した知人と約13年ぶりに会って話を弾ませた。正信さんは「今日の人出は昔に戻ったみたい」と笑顔だった。

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