健康保険証、来秋に廃止 首相が表明、マイナ一本化

共同通信 2023年12月12日 20:22
 マイナンバー情報総点検本部の会合で発言する岸田首相(手前左から2人目)=12日午後、首相官邸
 マイナンバー情報総点検本部の会合で発言する岸田首相(手前左から2人目)=12日午後、首相官邸
 マイナンバーカードの見本
 マイナンバーカードの見本

 岸田文雄首相は12日、首相官邸で開かれたマイナンバー情報総点検本部の会合で「予定通り健康保険証の発行を来年秋に終了する」と表明した。保険証廃止後は基本的に、マイナカードを使ったマイナ保険証に一本化する。政府はマイナンバー総点検の結果、個別データの精査対象は計約8208万件で、他人のマイナンバーをひも付ける誤登録があったのは0・01%の8351件だったと発表した。総点検の前に先行実施した分なども含めると計1万5907件となる。

 2024年秋以降も発行済みの保険証を最長1年後まで使える猶予期間が設けられる。マイナ保険証を利用していない人には「資格確認書」を発行して、受診できるようにする。岸田首相は、こうした対応と総点検の結果で、国民の理解が得られると判断した。ただ保険証廃止には、マイナカード取得の事実上義務化との批判がある。

 総点検で判明した健康保険証のひも付け誤りは1142件。健康保険組合が先行して実施した点検などで7553件が判明しており計8695件となった。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「暮らし・話題」記事一覧