リュウキュウアユ8千匹減 奄美大島の絶滅危惧種
鹿児島県・奄美大島に生息する絶滅危惧種リュウキュウアユの今年確認できた親魚の個体数が1万4681匹で、前年に比べ8500匹余り減ったことが分かった。調査に当たった鹿児島大の久米元准教授は「保全対策があって生き残っているのは事実。今後も注視していきたい」と話した。
奄美リュウキュウアユ保全研究会が9日、調査結果を発表。5月に遡上する個体数と、11月に生き残った親魚の個体数をそれぞれ調べた。遡上は2万4122匹で、昨年7月の調査より千匹以上少なかった。
河川別では役勝川が遡上、親魚共に前年から1万匹以上減ったのに対し、河内川は遡上で6倍近く、親魚で2倍超となった。
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