安倍派「全閣僚」の交代調整 副大臣、政務官含め一掃へ

共同通信 2023年12月10日 21:34
 岸田文雄首相
 岸田文雄首相

 岸田文雄首相は自民党安倍派(清和政策研究会)の政治資金パーティー裏金問題を巡り、同派に所属する閣僚、副大臣、政務官の計15人を全員代える方向で調整に入った。13日の国会閉幕後、週内にも実施する案が上がっている。党側では、安倍派事務総長を務める高木毅国対委員長の交代を検討する。萩生田光一政調会長については交代可否の調整を続ける。政権関係者が10日、明らかにした。

 安倍派は党内最大派閥で、政務三役在任ゼロとなれば異例の事態。党内から慎重論が出る可能性もある。東京地検特捜部の捜査の行方や、来年の通常国会を含む政権運営への影響を見極め、最終的に判断する。

 安倍派の現閣僚は、事実上の更迭を決めている松野博一官房長官に加え、西村康稔経済産業相、鈴木淳司総務相、宮下一郎農相の4人。副大臣は5人、政務官は6人いる。党では高木、萩生田両氏や世耕弘成参院幹事長が要職を務めている。

 首相は10日、萩生田氏と東京都内のホテルで面会した。茂木敏充幹事長、森山裕総務会長ともそれぞれ首相公邸で面会。こうした人事方針を協議したもようだ。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「政治」記事一覧