琵琶湖、水位低下で島が陸続きに 各地の珍しい光景が話題

共同通信 2023年12月9日 15:37
 陸続きになった琵琶湖の「奥の洲」(左奥)=8日、滋賀県長浜市
 陸続きになった琵琶湖の「奥の洲」(左奥)=8日、滋賀県長浜市
 「太閤井戸」の石碑。琵琶湖の水位が低下し、普段は湖水に浸っている土台部分付近まで歩いて近づける=8日、滋賀県長浜市
 「太閤井戸」の石碑。琵琶湖の水位が低下し、普段は湖水に浸っている土台部分付近まで歩いて近づける=8日、滋賀県長浜市

 少雨の影響で水位が下がり続けている滋賀県の琵琶湖では9日、基準水位からマイナス72センチとなった。この時期の平均に比べると三十数センチ低い状況で、琵琶湖岸の各地に現れた珍しい光景が話題となっている。

 長浜市湖北町の琵琶湖の浅瀬にある小島のような「奥の洲」。普段は沖合約200メートルに浮かぶが、水位低下により陸続きに。めったにお目にかかれない現象を見ようと、県内外から多くの人が訪れていた。ただ、奥の洲とその手前の湖岸はヨシ群落の保護地区。県の担当者は「立ち入り禁止区域ではないが、ヨシをむやみに踏むのはやめてほしい」と呼びかける。

 豊臣秀吉が築いた長浜城(長浜市)にあったという「太閤井戸」。1939年の渇水時に発見され、石碑が建てられた。普段は石碑の土台部分や周りの石垣が湖水に浸っており近づけないが、すぐそばまで歩いて行くことができた。

 県は、水位がマイナス75センチになれば「渇水対策本部」を設置する方針。三日月大造知事は「水を大切に使ってほしい」と話している。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「暮らし・話題」記事一覧