【電子版限定】熊本県知事選、5選不出馬へ…蒲島知事が語った理由とは 議会答弁全文
熊本県の蒲島郁夫知事が6日の県議会で、来年3月の知事選に立候補しない意向を正式に表明した。出馬を見送った理由を説明した答弁の全文は次の通り。
■判断の基準
私が自分自身の進退を判断する基準は、県政の流れが、最大の目標である県民総幸福量の最大化に向けて確かな歩みを進めていくか、その一点だ。その観点から私が知事の職を退くことで、県政の流れを妨げることはないのか、県民の期待はどうか、自身の気力と体力は十分かと熟慮に熟慮を重ねてきた。本県はそのポテンシャルを最大限に生かした地方創生を実現し、経済、感染症、災害、食料、環境の「5つの安全保障」に貢献しうる存在になっている。次の4年間は蒲島県政の成果を踏まえ、課題を確実に解決しながら、熊本の将来に向けた礎を強固にしていく極めて大事な期間。そして、議員からは多くの県民の皆さまから、私に期待をしていただいていることを、ありがたくご紹介してもらった。県民の期待の高さを心からうれしく思っている。
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