南北からシファ病院に進軍 イスラエル、米研究所が分析

共同通信 2023年11月15日 22:12
 15日、ガザ市のシファ病院の敷地内に立つとされるイスラエル兵士(イスラエル軍提供、ロイター=共同)
 15日、ガザ市のシファ病院の敷地内に立つとされるイスラエル兵士(イスラエル軍提供、ロイター=共同)

 【エルサレム共同】米シンクタンクの戦争研究所は14日、イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ北部ガザ市の地区最大シファ病院に同日、南北から進軍を続けたとの分析を明らかにした。病院周辺で激しい戦闘もあったとした。軍は地上侵攻でガザ地区を南北に分断、病院の地下にハマスの司令部があるとして包囲網を強めてきた。

 軍は15日もガザ北部住民に「回廊」を通じた南部への避難を通告。ガザ北部で局所的に戦闘を日中に4時間休止するとし、南に向かうよう要求した。国連によると14日の避難者は1万7千~1万8千人で、これまでと比べて大きく減った。

 中東の衛星テレビ、アルジャジーラは15日、ガザ南部ハンユニス周辺などに空爆があり、死傷者が出たと伝えた。南部でもイスラエル軍の攻撃が続いている。

 パレスチナ赤新月社は14日、ガザ市で運営するアルクッズ病院から患者や医療チームが退避したと発表した。ガザでは14日、降雨があった。雨期に入り、感染症の拡大が懸念されている。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「国際」記事一覧