熊本県合志市の外国人、台湾国籍1位に 市多文化共生連絡協議会が発足 TSMC進出で

熊本日日新聞 | 2023年11月13日 19:53

台湾籍の居住者が増えていることが報告された合志市多文化共生連絡協議会=13日、合志市

 増加する外国人が住みやすい地域づくりを議論する熊本県合志市の「市多文化共生連絡協議会」が13日発足した。市役所で初会合を開き、事務局の市が、台湾積体電路製造(TSMC)の菊陽町進出の影響で市在住の台湾籍の人が、他国に比べ最も多い118人(10月末時点)となったと報告した。

 連絡協は市、市区長連絡協、市企業等連絡協、熊本北合志署、菊池広域連合消防本部、市社協で構成。要綱によると「多文化共生の推進」「在留外国人の生活支援」「市長が必要と認めること」を協議する。

 この日は、各団体などから約20人が出席。市区長連絡協が、代表して荒木義行市長から委嘱状を受け取った。要綱に基づき松田勝・市長公室長が会長に就いた。市は、年度内に庁舎内の窓口案内に英語を併記することや、9~10月に開いた日本語講座に外国人約20人が参加したことを報告した。

 市によると、市内の外国人居住者は2022年度末で413人だったが、今年10月末時点には551人で人口の0・85%。台湾籍の人は昨年度末で22人だったため、7カ月で約100人増えた。その他は多い順にベトナム、中国、インドネシア、フィリピン。(豊田宏美)

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