ガザ北部の複数病院に直接攻撃 電力切れで新生児2人死亡か
【エルサレム共同】国連は12日までに、イスラエル軍が地上侵攻を続けるパレスチナ自治区ガザ北部で複数の病院が直接攻撃されたと明らかにした。軍は北部ガザ市や周辺の病院付近でイスラム組織ハマスと激しく戦闘。ガザ保健当局は11日、地区最大級の同市のシファ病院が電力切れで機能停止に陥り、新生児2人が死亡したと表明した。
パレスチナ当局によると、シファ病院では保育器内の三十数人の新生児が危険な状態にある。軍はシファ病院地下にハマスの司令部があるとみて攻勢を強化。軍報道官は同病院の包囲を否定し、新生児らを12日に別の病院に移送させる支援を行うと主張した。医療施設への攻撃は国際人道法違反とされる。
イスラエルのネタニヤフ首相は11日「ハマスはガザ北部の支配を失った」とした上で国際社会の停戦要求を拒絶。ハマス壊滅後「軍が必要な限りガザの安全保障を管理し続ける」と語った。詳細には触れなかった。
軍報道官は12日、ガザ北部住民が南部に避難する「回廊」を同日も日中に7時間設置すると発表した。
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